2009年10月12日月曜日

「最後の診断」

ご存じだろうか、アーサー・ヘイリーの「最後の診断」という本を。
先輩の先生が、病理を主とした病院の話だと教えてくれた本。
ずいぶん古い本で(新潮文庫発行は昭和50年)、昔に映画化もされたらしい。
この業界では、有名な本なのかしら?
古すぎて絶版なので、アマゾンの古本を買った。

病理の仕事について、ほぼ充実に描かれている。
実際に想像がつき過ぎるほどリアルに描かれており、自分の仕事について、そして、周囲の先生方について考えさせられる本だった。

読んで思ったっことは、
「資格を持ち責任ある立場の人の不勉強、無知は罪である」
そして最後の部分で身につまされる思いだった。
主人公の老病理医が、若い病理医に忠告する
「決して私の二の舞になるな!(新しい医学知識を得る)必要があったら、押入れの中に閉じこもれ!電話や書類から逃げ出して、本を読み、学び、聞き、時流に遅れないようにすることだ!」
つまり、いろいろな事が降ってきて、忙しくて勉強する時間なんてなくなっちゃうんだけど、そんなのは言い訳にはならない。自分から積極的に勉強していかないと、時代遅れになって、大変な過ちを犯すことになるぞ!」
ということ。
思い出しただけでも、身につまされて喉が詰まってきた…… (-_- ;)

そんなに忙しくないうちに、勉強しておこう。
お金がかかっても、必要だと思う勉強会には参加して、見聞きしよう。

興味ある方、お貸ししますよ。

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