2010年1月31日日曜日

週末講習会

土日で泌尿器臓器の診断病理の講習会に行った。
日々泌尿器領域、特に前立腺癌の診断には悩まされているからね。
(尿路上皮はわからなすぎて諦め気味なだけだけど)
さらに講義が英語ですから、まあ私にとってはチャレンジングというか無謀な講習会なのですが、それでもたまには外の風に触れていないとね。

土曜日は前立腺の講習。
いろんな前立腺癌の診断にまつわる論文や本を読んでいるから、大部分は知っていたことだったので、英語だけど(スライドもみているし)結構理解できた(と思う)。
あまり知らなかったところは、英語も聞き取れず、結局わからず。
でも意味がないとはいわない (-"-) 、復習するもん。
英語自体は聞き取れはないなー、雰囲気だけ・・・・・・。

3時過ぎから顕微鏡で自習。
52症例見るんだけど、同じような症例でもう1セット52症例があるから計104症例(どちから見れば網羅できるんだけど)。
せっかくだから全部見た。
7時30分くらいまでかかった。疲れた。

日曜日、朝8時45分から講義。
膀胱、わからん!
内容もわからんから、もちろん英語もわからん! 
そのあと腎腫瘍。
さらにわからん!眠い!疲れた!ダー (-_-;)
諦め・・・・・・。

ランチョンセミナー後、膀胱と腎臓の実習。
昨日と同様膀胱は36症例2セット、腎は32症例1セット。
疲れちゃったのと興味薄なので、膀胱は1セットで引き揚げた。
それでも4時過ぎまで見たんだもん。
そのあと英会話に行った。

今回の講習会の目標
・前立腺癌の診断を自分なりに納得する
・なんでもいいから講師に質問をする
であった。
復習は必要だけど、やっぱり一日前立腺に漬かったので得られたものはあった。
日本人だけど講師に3回も質問できたしね。
私にとっては快挙だ (*^。^*)
知らない偉い人に話しかけるなんて。
外人は無理だけどね、まだ。

学んだこと
・Gleason pattern 3は広い。
ちょっとでも腺腔が空いていればpattern 3!
cribriforrm や癒合がなければ、いくら腺管が小さくてもとにかく3!
3か4か迷ったら、3!(他の人が講師に質問して言われていた)
・Gleason pattern 5は相当個細胞性だったり、comedo necrosisがないとつけない.
結合性があったら、とにかく4!あまり5はつけないみたい。
・いくら少数でも癌と自信がある腺管なら、癌って書いていい!!

って全部前立腺に関してのことだ。
尿路上皮、尿細管上皮よ、またいつか、さらば。

3 件のコメント:

えふ さんのコメント...

質問したんだね。
それだけでもかなりの前進!
しかも3回!!
成長したねぇ

くまぬき さんのコメント...

顕微鏡実習の時にうろうろしているのを捕まえる形式だから、どうにか質問できたのさ。
発表の後に手を挙げて質問するのは、まだまだ無理だね。

最近おばちゃん化しているし。

それにしても、質問できるということは、わからないことが分かっているということだから、そういう意味では成長したかも。
数年前も講習受けたけど、「へー、そうなんだ。」って納得するだけだったから。

えふ さんのコメント...

>わからないことが分かっているということだから

そう、そうなんだよ。
あと、わかってないのにわかったフリもNGだからね。

俺が質問魔なのはお金払って講義受けてるんだから質疑応答も料金のうち、っていう貧乏性的な理由もあるんだけどね。